A.機械式は昔から作られているタイプでネジを回して時を刻む時計です。自動巻きも機械式に含まれます。クォーツ式は電池で水晶の振動を利用した時計です。一般的には現在最も流通しているタイプです。機械式腕時計はネジを巻かないと当然、動かなくなってしまいます。また、自動巻きの腕時計も例えば手首にはめず、机の上におきっぱなしではネジが巻かれず止まってしまいます。片やクォーツ式腕時計は電池が無くならない限り、放っておいても動き続けますから、使い勝手はこちらの方がいいでしょう。ただ、当然ながらいつかは電池交換が必要になります。このとき裏蓋をはずすため、ダイバーズウォッチなどの高い防水性を誇る腕時計の場合は、メーカーの検査が必要になります。町の時計屋さんでも電池交換をしてもらえますが、その場合は防水保証はなくなります。
Q.機械式腕時計は電池交換が不要なら維持費が少ない? |
A.機械式腕時計はクォーツのように電池駆動ではないので交換作業は不要です。しかし、精密なパーツをいつまでも正常に駆動させるためには定期的にメンテナンスをしたほうがいいです。分解メンテナンスは決して安くはありませんが、高価な機械式時計を一生のパートナーとして大切に思うのならば、是非行ってください。クォーツとの比較でどちらが維持費が安いかは一概に言えませんが、使い捨てで無い限り、多少なりとも維持費は必要になってきます。低価格の時計で電池切れなどのタイミングで買い換えるのもひとつの方法です。しかし、高価な芸術品ともいえる機械式腕時計を手入れを繰り返しながら何年も使う喜びは何にも変えがたいものです。
A.原子時計を基にした標準時刻を電波で受信し、絶えず正確な時刻に修正されるため、原則的に365日いつでも正確な時刻を刻みます。また時刻以外にうるう年など月日の修正も行います。テレビやラジオの時報と同じレベルでの高度な表示が可能です。原子時計の時刻表示の誤差は30万年に1秒以下といわれています。